2025年はアウトプットを習慣化するぞ 💪
ということで個人ブログを開設しました、さくらいです。ブログタイトル周りは、日本文学専攻だった自分にとって馴染み深い古典作品から拝借しました。
というわけで、1本目はPHPカンファレンス2024の参加レポです!
わくわくぺちこん
明日のぺちこん楽しみでソワソワしてきた!
— さくらい (@saku_rye) 2024年12月21日
どのセッション見に行こうか、はたまたワークショップ参加しようか、まだ悩んでいるが悩む時間も楽しい。
時間によっては弊社のスポンサーブースに立ってるので、ぜひお立ち寄りください〜!お会いできるのを楽しみにしてます🐘#phpcon
1週間前くらいから、自分でも驚くほどウッキウキで当日を待ち望んでいました。
ウッキウキの要因としては、
- ちょうど技術に関するインプットが楽しくなってきたフェーズ
- イベント参加が増え、知り合いが増えたので、会えるのが楽しみだった
らへんが主でしたが、この1年でシンプルに「技術イベント」というものに慣れたのもあるかもしれません。
実は人生で初めて参加した技術カンファレンスが、ちょうど1年前のPHPカンファレンス2023でした。「カンファレンスって強い人しか参加しちゃいけないのでは?セッション聞いても付いていけないのでは?孤独になるのでは???」と怯えながら向かった記憶があります。
そんな昨年とはだいぶ違った楽しみ方ができたので、初参加との比較も織り交ぜつつ振り返っていきます!
印象深かったセッション
PHPで学ぶプログラミングの教訓/PHPで学ぶバックエンドソフトウェアアーキテクチャ選定の勘所 by nrsさん
前半はよく聞く「〇〇はやめよう」系の教訓を、実際のコードとともに「なぜやめた方がいいのか」まで学べるセッションでした。
個人的に刺さったのは「ボーイスカウト原則」のお話。nrsさんは「元コードの難解さにかまけて全部を読みきらずに修正した結果、大きな障害を起こしかけた苦い経験から、全部自分のコードだと思うようマインドチェンジした」とのことでした。
これが最近同じような「かまけ」をした私にぶち刺さりまして、「昔誰かが書いた難解なコード」ではなく「これは!!俺のコード!!!」と思えるように、目を逸らしたがる首をグギギギと戻すようになりました。
後半はバックエンドのアーキテクチャ選定について。ヘキサゴナルアーキテクチャ、レイヤードアーキテクチャ、クリーンアーキテクチャなど、バックエンドの代表的なアーキテクチャについて知れるセッションでした。そろそろ設計をちゃんと勉強したいな〜しなきゃな〜と思っていたところに、「設計を学ぶ」への足掛かりになりました。
普通のエンジニアがLaravelコアチームメンバーになるまで by 濱崎竜太
足を運んだきっかけは、最近の1on1で「純粋な技術(言語本体やフレームワーク本体)を雲の上の話と捉えない。それを書くのが日常な人たち、主に海外の同年代エンジニアと話しなさい。技術を "なんかよく分からんけど凄いもの" のままにしなさんな。」という話を聞いたことです。とは言え天上の世界には違いないので、実際に雲の上まで行った人の話を聞きたい!ということで視聴しました。
驚くべきことに、当時の濱崎さんにとってもLaravelコアチームは、雲の上の存在だったそうです。それでも「やるだけタダだしやってみよう!」でやってみること、常に自分からチャンスを掴みに行くことが大事だというお話でした。
以下、良い...!!素敵!!!と思った言葉です。
- やりたいことがあるなら、今自信がなくてもやってみる
- チャンスはいつもそこらへんに転がっているが、何となく思っているだけでは何も起こらない
- 英語のアカウントを開設するとか、小さなことでいいから行動に移す
- 同じ技術を使って開発している人の存在を肌で感じる
- 経験や知識を世界に向けて発信する
- publishing your work, increasers your luck.
- 思いもよらないことで良いことが起こる、かもしれない ->計画的偶発性
- 自分の好きな技術にこだわりと自信をもつ
- Laravelが好きという気持ち、Laravelに関わる仕事がしたいという熱量をずっと持っていた
- いつも自分がワクワクする方に進む
どれも当たり前のように聞こえて、でも実際に行動に移せる人は少ないのではないでしょうか。思うだけではなく行動した方だからこそ、説得力をもった言葉として響きました。 「いつも自分がワクワクする方に進む」って素敵な人生指針ですよね。私もそう生きたいと思わせてくれる熱いセッションでした。
PHPerのための計算量入門 by 富所 亮
仕事でアルゴリズムのパフォーマンス改善をする機会が増え、何か新しい概念がもらえるかもというワクワクで選びました。 「計算量」という言葉は聞いたことある程度、Opcodeも初見というお恥ずかしい状態だったのですが、シンプルに勉強として面白く前のめりで聞いていました。
普段はボトルネックを見つけるのに、なんとなくの勘でデバッグして当たったり当たらなかったりしてるのですが、こういう知識をもとにロジカルに改善していけたら楽しいだろうなと。なんというか、パズルを解く時に似た面白さを感じました。
途中、O記法を用いてデータ件数と処理時間の関係をグラフで示されたのですが、こんなにも差が出るのか!これ仕事で使えたら激アツじゃん!と興奮しました。計算量の暗記はしないまでも、パフォーマンスに問題がある時に「これ危ないんじゃないっけ」という引き出しがあるだけでも変わりそうです。
最後に注意されてた、初心者がやりがちな「計算量警察にならない」もウッとなりました。言われなかったらやってた自信が、少しだけある。人間は武器を手に入れると使いたがる生き物なので(主語デカ)、武器と一緒にその振い方まで併せて伝えていただけるのは有り難いですね。
これは完全に余談ですが、エンジニアの世界って「武器と振るい方をセットで教える文化」が浸透してますよね。どの職種も少なからずそうかもしれませんが、より明示的かつ直接的に伝えてくれる世界だなと、リーダブルコードを読んだ時も感じました。初心者に優しいのか、良い意味で初心者を信じていないのか、俺/彼の屍を超えてゆけ、なのか分かりませんが、何にせよ素敵な文化です。
昨年と比較しつつ参加者としての感想
弊社がスポンサーブースを出していたので、半日ほどブース立ち人(たちんちゅ)もしておりました。昨年は技術の話題を振られるのが怖くて、ひたすら無言でスタンプ押すマンをしていました。さながら御朱印係。
他社様のスポンサーブース巡りも、昨年は技術的なクイズをされているブースは避けたり(こんなんも分からんのに来たんか!って笑われそうで)、話しかけられて怯えたりして、スタンプ半分も埋まらなかった気がします。 今年はもちろん全制覇しました💪
スタンプラリー、全部回ったのに最後の1個が埋まらないと思ったら、昨年同様とんでもないとこにあった #phpcon pic.twitter.com/FgGmPSzDID
— さくらい (@saku_rye) 2024年12月22日
懇親会でも、よくtwitterでお見かけするけど話したことない、話したかった方々に挨拶ができました。「話してみたい人いる?」と聞いて繋げてくれるの、あれ本当に有り難いです。とんでもない優しさ。私も、あれ絶対やる、後輩に。
大吉祥寺.pmでの登壇の感想を伝えに来てくださった方もいて(半年も前なのに!)本当に嬉しかったです。舞い上がりました。結局二次会まで参加させていただいて、誰とも話せず用事があるフリをして懇親会を30分で去った昨年とは大違いです。
ぺちこん楽しすぎて、笑いすぎて顔痛なった。話せる人いなくて懇親会30分で帰った去年とは大違い。本当に楽しかったです、ありがとうございました!! #phpcon
— さくらい (@saku_rye) 2024年12月22日
そんなこんなで、PHPカンファレンス2024を通して「技術イベントを楽しめるようになってる自分」に気付きました。その肝はやはり、技術への興味関心の増大と、会えたら嬉しい人が増えたこと。
思えば、昨年のPHPカンファレンスに参加を決意したのは、会社の評価FB面談で「もうちょい技術に興味関心を持ちましょう」と言われ、半ば諦観的にその足掛かりとして参加したのでした。
それがどうでしょう、たった1年で「ぺちこん楽しすぎヒャッハー!!」になっています。カンファレンス参加を通して「技術やそれに携わるコミュニティに興味関心を持てるようになった、楽しめるようになった」という成長を実感することができました。FB面談相手のマネージャーも「こんななるとは思ってなかった」と言ってました。私も。
それもこれも、行こうよと誘ってくれる、会えば声をかけてくれる、覚えててくれる、ぺちぱーコミュニティの温かさあってこそです。この場を借りて、心からありがとうございます。皆さんのおかげでカンファレンスを楽しめています。
今回唯一の後悔は、日本語を話せないけどブースに来てくれた方に、とっさに対応できず悲しそうな顔をさせてしまったことですね。パッションイングリッシュでいいから、コミュニケーションを図れば良かったと反省しています。来年はゴリゴリに英語話せるようになっとくから、また来てくれよなメン!という気持ちです。
おわりに
会社のテックブログじゃないブログを書いたのは初めてなのですが、俺の遊び場だから俺の好きにやるぜ〜!という気持ちで書くと、あれもこれも書きたくなっちゃうものですね。遅筆に拍車がかかりました。でも楽しかった。
本年は大変お世話になりました、良いお年をお迎えください🎍